WordPress本番環境からローカル環境へテーマとプラグインを反映させる

WordPressのローカル環境についてはLocal by Flywheelなどの便利なフリーソフトがあるため、あまり知識がない人でもラクに構築できるんですよね。

その点は魅力なんですが、ローカル環境でWordPressのサイトを作った直後は何もない、まっさらな状態。

テーマは公式のものが使われていますし、便利なプラグインも適用されていません。

「レンタルサーバーで運用中の本番サイトのテーマやプラグインをそのまま反映したい!」というときに、素早く構築する方法があります。

できるだけ余計な作業には時間を使わず、手早くローカル環境を完成させたい場合に役立つでしょう。

めんどくさい…WordPressのテーマとプラグインの導入

ここで一般的なWordPressのテーマとプラグインの導入方法を思い浮かべてみてください。

テーマなら、WordPressの管理画面で検索してインストールしますよね。

他サイトで配布されている無料テーマや有料テーマを使うなら、圧縮フォルダをWordPressに追加します。

これくらいの作業なら、めんどくさいレベルではないと思います。

ただ、phpやcssをいじっている場合だと、それぞれのカスタマイズテーマやファイルを追加する手間が余分にかかるので、ちょっとめんどくさい感じです。

プラグインはどうでしょう?

WordPressのプラグイン画面から検索機能で使いたいものを見つけてきて、インストールするのが基本です。

導入するプラグインが2~3個程度なら、どうってことありません。

ところが、5個以上、10個以上のプラグインを使いたいとなれば話が違ってきます。同じ作業を数回、十数回も繰り返さないとなりません。

「ああ、めんどくさい。一気に導入する方法はないものか…」

そう思うなら、本番環境の該当ファイルをローカル環境へをサクッと持ってきてあげれば良いんです

では、早速やってみましょう。

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レンタルサーバーのWordPress本番環境へアクセス

WordPressの本番環境とは、インターネット上に公開されているサイトのことです。ほとんどの人がレンタルサーバーを使っていることでしょう。

で、この本番環境で使っているテーマやプラグインのファイルはWordPressのフォルダ内に存在します。これをローカル環境、つまりは自分のパソコンにダウンロードしてあげます。

本番環境(本番サイト)のフォルダやファイルにアクセスする方法として、

  1. レンタルサーバーのファイルマネージャー(ファイル管理)を使う。
  2. FTPソフトを使う。

この2つが定番です。

どちらを利用しても構いません。ですが、使いやすさを考えるなら「FTPソフト」が断然おすすめです。

優れたフリーソフトがいくつか出回っています。探す余裕があれば利用してみてください。

(自分は「Filezilla」が使いやすくて気に入っています。)

WordPressフォルダからテーマとプラグインを見つける

ファイルマネージャーやFTPソフトを使って、ローカル環境で再現したい本番環境のWordPressフォルダを見つけましょう。

レンタルサーバーの例として「エックスサーバー」なら、本番サイトの「ドメイン名フォルダ > public_htmlフォルダ」の中にあるはずです。

テーマとプラグインフォルダの場所

WordPressの「wp-content」フォルダを開いてください。

WordPress フォルダ

wp-contentの中の「themes」フォルダに、テーマファイルが格納されています。

プラグインフォルダは「plugins」です。それと「languages」フォルダも使います。

この3つ、「themes」「plugins」「languages」フォルダを中身ごとパソコンへダウンロードしましょう。

WordPress wp-content内

ダウンロードしても本番環境に悪い影響はありません。作業を進めて大丈夫です。

ローカル環境のWordPressフォルダを見つける

先程ダウンロードした本番環境のフォルダとファイルを、パソコンに構築したローカル環境のWordPressフォルダへ移します。今回はフリーソフト「Local by Flywheel」のローカル環境で説明を進めます。

Local by Flywheelのダウンロード・インストールについては、「ローカルでWordPress!Local by Flywheel導入手順」を参考にしてください。

ローカル環境にインストールしたWordPressの基本的なフォルダやファイルの構造ですが、本番環境にインストールしたものとまったく同じです。

ちなみに、Local by Flywheelで新サイトを作ると、英語版のWordPressがインストールされます。事前にWordPressの管理画面で日本語化しておくと作業しやすいでしょう。

>>【関連記事】:Local by FlywheelのWordPressを日本語化。英語が苦手でも大丈夫

本番環境のテーマをローカル環境に反映させる

まず、本番環境からダウンロードした「themes」フォルダをローカル環境に反映させてみたいと思います。

ローカル環境のWordPressフォルダからthemesを見つけます。そこに本番環境からダウンロードしたthemesフォルダを丸ごと上書きしてください。

但し、現在ローカル環境で適用しているテーマをそのまま上書きすると問題を引き起こす場合があるかもしれません。

本番環境からダウンロードしたテーマの中にローカル環境で現在適用しているテーマが存在するなら、上書きする前に本番環境のthemesフォルダの中身を見てみましょう

同名のテーマフォルダが見つかったなら、そのフォルダだけローカル環境へ上書きするのをやめます。WordPress管理画面で別のテーマに切り替えた後に、フォルダを上書きするのが安全です。

フォルダを移す作業を終えたらローカル環境のWordPress管理画面を開きましょう。左側メニューの「外観」からテーマを選びます。

本番環境に存在したテーマがすべて表示されると思います。その中から使いたいテーマを有効化しましょう。

たったのこれだけ。

すごく簡単ですよね?

このやり方なら、本番環境でカスタマイズしたphpやcss、子テーマなどを一気にすべてローカル環境に持ってこられます。いちいちWordPressの管理画面でテーマを検索したり、何度もアップロードしたりする手間がいりません。

プラグインと日本語化を一気に反映

テーマを無事に反映できたなら、次にプラグインの導入です。

Local by FlywheelでWordPressサイトを作ったばかりだと、プラグイン一覧を見ても何も存在しないと思います。

WordPress管理画面 プラグインが空の状態

こんな感じで、プラグインが何もない状態。

導入のやり方は基本的にテーマと同じです。

ローカル環境の「plugins」フォルダを見つけて、そこに本番環境の同名フォルダを上書きします。

「languages」フォルダについてはその中にあるpluginsフォルダだけ、ローカル環境の同名フォルダへ移せば大丈夫です。他のファイルやフォルダはいりません。

ローカル環境で使わない本番環境のプラグインはどうする?

フォルダを上書きするだけで作業は終わりです。ただ、本番環境ならまだしも、ローカル環境では使わないプラグインも出てくるでしょう。

Googleサーチコンソールにサイトマップを送る「Google XML Sitemaps」などのプラグインがそうでしょうか。

不要なプラグインはローカル環境にファイルを置かなければ反映されません

本番環境からダウンロードした、pluginsフォルダの中身を見てみましょう。

プラグイン名のついたフォルダがずらりと並んでいます。

WordPress pluginsフォルダ内

このうち、ローカル環境で使わないフォルダを除外して、その他のフォルダだけローカル環境のpluginsフォルダ内に移してください。

languagesフォルダも同様に、不要なものを省いて移す作業を繰り返しましょう。

ちなみにlanguagesのpluginsフォルダ内のファイルは、プラグインを日本語化するためのものです。

WordPress languagesのpluginフォルダ内

1つのプラグインにつき、「.mo」と「.po」2種類のファイルを移します。

全部移したら、ローカル環境のWordPress管理画面の左側メニューから「プラグイン」を選びます。すでにプラグイン画面を開いているなら、そのページを再読込しましょう。

WordPress管理画面 プラグイン一覧

プラグインがずらりと並んでいます。

WordPressの管理画面でプラグインを1つずつ検索して、ダウンロードして…なんて作業が全くいりませんでしたね。すごく簡単に導入が終わりました。

各プラグインの設定を反映させるには?

プラグインの種類によっては、管理画面でhtmlやcss、phpなどを記述したり、設定をいじったりしますよね?

これらの設定は主にWordPressのデータベースに格納されています。

今回ご紹介した、pluginsフォルダに入っているファイルをローカル環境の同じ場所に移すだけでは適用されない例がほとんどです。

反映させるには、本番サイトの設定を見ながらローカル環境に記述するやり方がありますが…これだとめんどくさいですね。

もし、プラグイン自体にインポート・エクスポート機能がある場合、そっちを利用してみてください。

「AddQuicktag」というプラグインを例にしてみます。該当プラグイン設定画面の下部に、エクスポートの項目が見つかりました。

WordPressプラグイン AddQuicktag設定画面

ボタンをクリックすると、AddQuicktagの設定内容をjsonファイルでパソコンにダウンロード可能です。

このダウンロードしたファイルをローカル環境のAddQuicktagの設定画面からインポートすれば、すぐさま本番環境と同じ設定を反映してくれるでしょう。

プラグインによってはWordPress左側メニューの「ツール」のインポートから、エクスポートしたファイルを取り入れるタイプも存在します。

本番環境で利用しているプラグインの説明をよく読んで、正しいやり方でローカル環境にインポートしてみましょう。

画像ファイルもローカル環境に反映したい場合

本番環境のWordPressを見て、themesやpluginsフォルダと同じ場所にある「uploads」フォルダをダウンロードしましょう。この中にWordPressへアップロードした画像ファイルが格納されています。

しかし、画像ファイルは他のファイルと比べるとサイズが大きめです。

たくさん画像ファイルがある場合、ダウンロードにかなり時間がかかると思います。その点を覚悟して作業を行ってみましょう。

ダウンロードしたらローカル環境のWordPressフォルダを開いて、uploadsフォルダに上書きします。

作業が終わったらWordPress管理画面の「メディア」を開き、アップロードできているかどうか確かめてみてください。