無料で使えるRPG開発ツール!ウディタの始めかた

前回の記事「プログラミングがつまらないならゲーム開発ツールが良いかもよ?」の中で、ゲーム開発ツール「ウディタ(WOLF RPGエディター)」を紹介しました。

もしかしたら前回の記事を読んで興味を持った人もいるかなと思い、自分の知る限りですがウディタの使い方を記事にまとめてみることにします。

ウディタはRPGを作れるWindows OS向けの高機能アプリです。フリーソフトなので利用は無料。遊び感覚で、オリジナルのゲーム作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ウディタを使う前に

とんでもなく簡単にゲームが作れる!というわけではない

ウディタは難しいプログラミング言語の知識を持っていなくても、ゲーム開発できるのが凄いところ。

ウディタ サンプルゲーム画像

※ウディタ公式のサンプルゲーム画面

なので「すごく簡単に開発できる」と想像したくなりますが、プログラミング的な要素や、少しややこしい操作があります。全くの初心者でも即座にすごいゲームが作れる!というものではないんですね。

慣れるまで少し時間がかかると思います。最初は小さなイベントから、ちびちびと作っていくことをおすすめします。

どんなゲームを作れる?

RPGを作りやすく開発されたツールです。ドラクエやFFみたいな雰囲気のものが作れる感じでしょうか。

クオリティ的にはスーパーファミコンくらいのゲームかと。

RPG開発ツールとはいえ、工夫次第でわりと何でも作れてしまうようです。シューティングゲームとか、ノベルゲームとか、アクションゲームとか。

ただ、これらジャンルを開発できるのは、ウディタを自在に使いこなせる上級者だと思います。最初は元々ある機能を活かしたゲームを作るのが良さそうです。

ウディタを入手しよう!

ウディタの公式サイトからダウンロードできます。

>>WOLF RPGエディター|公式サイト

動作環境や利用規約など、公式サイトでよく確認してから使ってください。

>>ダウンロードページ|WOLF RPGエディター公式サイト

フルパッケージ版をダウンロードします。圧縮フォルダ(zip)がパソコンにダウンロードされるので、展開した後、ドキュメントフォルダ内などの忘れにくい場所に置きます。

公式サイトにはウディタの使い方を詳しく解説している、マニュアルやガイドが公開されています。ウディタを学ぶ際の、一番信頼できる教科書です。ぜひ参考にしましょう。

ウディタのフォルダを管理しやすくする

ウディタのフォルダは色々いじることが多いです。なので、フォルダがある場所にアクセスしやすくするのがおすすめ。

エクスプローラーのクイックアクセスにピン止めしておく、なんてのも良いですね。

ウディタフォルダの中を見てみましょう。

ウディタ フォルダの中身

ゲーム開発を行う場合、フォルダ内にある実行ファイル「Editor.exe」を起動します。

頻繁に起動することになるので、Editor.exeのショートカットをデスクトップやタスクバー、スタート画面に登録すると便利。作業がはかどりますよ。

ウディタを使わなくなったら?

ウディタはもう使わない、いらないという場合に。ウディタ本体をパソコンから消す方法です。

やり方はとても簡単。

ダウンロードしたウディタフォルダを、丸ごと削除するだけで終わりです。

レジストリをいじらないタイプのアプリなので、Windowsの設定>アプリと機能から探して、削除する必要はありません。

「作成したゲームのデータを残したい」という場合は、Dataフォルダを丸ごとコピーして、別の場所に置いておきましょう。

ウディタを起動する

ダウンロードしたウディタフォルダ内の、Editor.exeをクリック。

ウディタ Editor.exe

専用のエディターが起動します。この画面で黙々とゲーム開発を進める感じです。

ウディタ エディター画面

とりあえず、最初はウディタの開発者さんが用意してくれている、サンプルゲームをプレイするのが良さそう。どんな雰囲気のゲームが作れるか、わかると思います。

サンプルゲームのプレイ方法は、以下の2種類。

【1】ウディタフォルダ内の、「Game.exe」をクリックする。

ウディタ Game.exe

【2】Editor.exeを起動して、アイコンメニューの右端にある「テストゲームを開始」をクリックする。

ウディタ テストゲームを開始

いずれか好きな方法で起動してみてください。

オリジナルゲームの開発を始める準備

ゲームの開発には、ウディタフォルダ内のEditor.exeと同じ階層にある「Data」というフォルダを使います。

ウディタ Dataフォルダ&データ集フォルダ

最初からあるDataフォルダですが、ここにはサンプルゲームのデータが入っているんですね。

これとは別に、開発用のDataは「データ集」フォルダの中に保存されています。データ集にあるDataフォルダを引っ張り出して、開発するのが基本です。

ウディタのゲーム開発に使えるDataは「1つだけ」です

なので、サンプルゲーム以外のものを使いたいなら、とりあえず最初からあるDataフォルダの名前を「Data_サンプルゲーム」などのように、変更しておきます。

ウディタ Dataフォルダの名前変更

「Data_サンプルゲーム」を、データ集のフォルダ内に放り込んでおきましょう。これをやることで、サンプルゲームのデータを消さずに保存しておける、というわけです。

次に、使いたいDataフォルダをデータ集からコピー。サンプルゲームのDataがあった場所(Editor.exeと同じ階層)へ、貼り付けます。

貼り付けたフォルダの名前がDataでない場合、「Data」に変更しておきます。これで完了。

ポイントは、元々あるフォルダを移動させるのではなく、コピーしたものを使うこと。こうすれば、中のファイルに変更を一切加えていない、元々のフォルダが残るので安心というわけです。

Dataフォルダの上書きも良くないので、「必ずコピーで管理する」ということを覚えておきましょう。

どの種類のDataを使えば良いのか?

ウディタ初心者さんの場合

最初から開発するとなると、サンプルゲームが邪魔に感じると思います。

ただ、全くの初心者さんにとって、サンプルゲームの中身がゲーム開発の参考になるはず。エディターでオリジナルゲームを開発しながら、サンプルゲームの内容をチラ見する方法が良いかもしれません。

なので、最初からあるサンプルゲーム入りのDataフォルダで開発を始めてみてください。

まず、最初からあるサンプルゲーム入りのDataを、「Data_サンプルゲーム」と名前を変えます。これをコピーしてデータ集フォルダに放り込み、大切に保管しておきます。

続いて、コピーするために名前を変えておいた元のData_サンプルゲームを、再びDataに変更。これで大丈夫です。

サンプルゲームはいらない場合

邪魔だし、サンプルゲームは無いほうが良いという人は、(空データ[基本システム入り])のフォルダ内にある、Dataをコピーして使いましょう「切り取り」ではなく「コピー」ですよ!)。

ウディタ データ集フォルダ

RPGでよくあるウィンドウやメニュー画面、お店などの、基本的な機能が含まれたデータです。

ただ、(空データ[基本システム入り])のDataにはキャラクターやモンスター、音声データなどの素材があまり入っていません。

このままだと開発するときに素材が少なくて、ちょっと物足りなく感じると思います。

なので、サンプルゲームのDataフォルダ内にある各ファイルをコピーし、貼り付けてみてください。これでサンプルゲームの素材を使うことができます。

ウディタ Dataフォルダの中身

※上の画像は、Dataフォルダの中身です。サンプルゲームDataの各フォルダ内に画像や音声データのファイルが多数入っています。それをコピーして、同じフォルダ名の中に放り込めば使えます。

「完全初期状態データ」を使ってもいいの?

ウディタのデータ集には、「(完全初期状態データ)」というものもあります。

ウディタ データ集フォルダ

実はこれ、超上級者向けのDataなんですね

まっさらなデータなので、ウィンドウの表示やメニュー画面など、何もかもイチから自作しなければなりません。

相当ウディタを使いこなせる人でないと難しいです。そのレベルに達するまでは手をつけず、大切に保管しておきましょう。

「やさしいウディタ講座」でゲーム開発にチャレンジしてみよう

ウディタ初心者さん向けに、「やさしいウディタ講座」という企画をはじめてみました。

記念すべき第1回目は「やさしいウディタ講座1:マップを作ってみよう」です。

当講座を参考にしながら、ウディタの使い方に少しずつ慣れてみてくださいね!

「やさしいウディタ講座」- もくじ
※全講座の目次ページはコチラ。