ウディタのメニュー等でキャラ画像の表示が歪むとき

ウディタには主人公キャラや仲間キャラ、会話相手などに対して、顔や全身の「キャラ画像」を設定できる仕組みが用意されています。

このキャラ画像の表示に関して「表示が微妙におかしい…」と疑問に思った過去があったのでメモ。特にウディタのゲーム画面サイズを「320×240」で開発しているときに遭遇しやすい問題です。

以下に解決方法を紹介します。同じような問題に当たって困っている人にとって、参考になる内容かもしれません。

画像が歪む・ガタつきが気になる例

解決方法を説明する前に、「どんな問題が起こるのか?」について例をあげておきましょう。

メニュー画面での表示

何も考えず、初期設定のままメニュー画面にキャラ画像を設定すると、本来の画像よりも汚く表示される場合があります。

小さくてわかりにくいかもしれませんが、上のメニュー画面「キャラ画像」の輪郭部分を見てください。ガタつきがあり、歪んでいます。

メッセージウィンドウでの表示

こちらの例は画像にガタつきや歪みがない一方、表示がクリアではありません。ドット絵のようにぼやけてしまっていますね。

これはこれで味があって良いと思いますけど、原画同様の品質を求めている場合は困るかもしれません。

画像表示がおかしくなる原因

「320×240のゲーム画面サイズ設定」が悪さをしているようです。

ウディタでゲーム開発する場合、初期設定では320×240の画面サイズが設定されています。

ただ、320×240にすると自動的に画像サイズが2倍に引き伸ばされる仕様になっているんです

これが影響して画像が歪んだり、ぼやけてしまったりする様子。

準備するもの・設定

解決方法をやる前に、作業用の画像ファイルの準備&画像の表示方法を紹介します。画像が手元にある・表示方法を知っている人はスルーして、解決方法の項目まで読み飛ばしてください。

キャラ画像を用意

好みのキャラ画像を使いましょう。今回は解説用として、当方が作った女ファイターさんの画像を用意しました。

画像サイズ:90px×90pxの正方形

上の女ファイターさん画像をダウンロードし、キャラ画像として使っても大丈夫です(画像を右クリック→「名前を付けて画像を保存」)。

但し、著作権は放棄していません。取り扱いには気をつけてください。

ウディタのDataフォルダの中にある「Pictureフォルダ」内に画像ファイルを入れて使えば良いでしょう。

画像を画面に表示する方法

メニュー画面に表示させる

ウディタのゲーム画面で「Xキー」を押すと登場する、メニュー画面に顔画像を表示させる設定です。

可変データベース」を開きます。

タイプ「0:主人公ステータス」でメニュー画面に表示させるキャラデータを選択。「顔画像[バトル・ステータス用]」の項目から使用する画像ファイルを読み込んでください。

メニュー画面のキャラ画像については、過去記事「やさしいウディタ講座24:メニュー画面にキャラクター画像を表示させる」でも解説しています。参考にどうぞ。

メッセージウィンドウに表示させる

まずは準備から。「システムデータベース」を開きます。

ウディタ システムデータベース

タイプ「24:顔グラフィック名」を選択。IDにキャラの名前など、わかりやすい名称を入力。「顔画像ファイル」の項目で使いたい画像ファイルを読み込みます。

続いて、メッセージウィンドウを出す適当なイベントを作ります。イベントコマンドの「1:文章の表示」で、一行目に「@データ番号」を入力(システムデータベースに登録したデータ番号です)。

編集画面下にある顔番号確認の部分で、システムデータベースに登録したデータ番号を簡単に調べられます。ぜひ活用しましょう。

解決方法

画像のガタつき・歪みを直すには、ウディタの「ユーザーデータベース」で設定を変更すれば解決します。

タイプから「17:システム設定」を選択。

画面右側に様々な項目が出てきます。上の方にある「ページ2」ボタンをクリック。

ステータス 顔グラフィック倍率」「メッセージ 顔グラフィック倍率」の部分に注目。たぶん何もいじっていない状態だと、「標準サイズに合わせる」になっているはず。

これをそれぞれ「1/2倍表示」に変更。画面下部のOKを押して内容を保存します。

320×240の画面サイズだと、画像が自動で2倍表示。ならば、半分の1/2倍表示に設定することにより、元サイズの画像のまま表示できると考えられるわけです。

設定を終えたら画像表示をチェック

メニュー画面は問題なし。一方、メッセージウィンドウが…

テストプレイで確かめてみましょう。

ゲームがスタートしたら、Xキーでメニュー画面を開きます。メニュー画面を表示した結果。

ガタつき・歪みのない、クリアな画像が表示されました。無事に解決。

次にメッセージウィンドウはどうでしょう?表示してみるとキレイになってはいますが、画像の表示サイズが小さくなってしまいました。

メニュー画面とメッセージウィンドウ、それぞれウディタ内部の元々の設定が違うために起こる現象のようです。

メッセージウィンドウ用の画像を用意

ユーザーデータベースで「1/2倍率」に変更した結果、画像の表示サイズが小さくなってしまった。

…ということは、2倍サイズの画像を別に用意してあげれば良さそうです。

女ファイターさんは90×90ピクセルの画像。なのでその2倍、180×180ピクセルの同じ絵柄の画像を用意しましょう。以下に当方が自作した、女ファイターさんの画像を載せておきます。

画像サイズ:180px×180pxの正方形

この画像ファイルも自由にダウンロード&使用して構いません。但し、著作権は放棄していません。取り扱いには注意してください!

Dataフォルダ内、Pictureフォルダの中に入れてください。

システムデータベースのタイプ「24:顔グラフィック名」を開き、顔画像ファイルの読み込みで「180×180ピクセル」のファイルに変更。

保存が終わったら、テストプレイで確かめてみます。

ちょうどよいサイズで、クリアな画像が表示されましたね。無事に解決です!

1/4倍表示はおすすめしない

わざわざ2種類の画像ファイルなど用意せず、180×180ピクセルの画像1枚だけでも対策自体は可能です。

この場合、メッセージウィンドウの画面表示の倍率を「1/2倍」に、メニュー画面表示の倍率を「1/4倍」に設定してやれば、表示サイズがピッタリ合います。

ただ、やってみるとわかるんですが、ウディタの画像表示は拡大率を極端な数値にするほど画像が乱れて、キレイに表示されにくくなります

できるだけキレイに画像を見せるため、今回は違うサイズの2つの画像を使い分けるかたちで解決してみました。

「やさしいウディタ講座」- もくじ
※当サイトの企画。ウディタ初心者さん向けの非公式講座です。