スリープ状態のPCが勝手に起動する原因VirtualBoxの対処法はこうやる

パソコン作業していて、ちょっと席を空けるときに便利なスリープ機能。シャットダウンと違って、作業中の状態をそのまま維持して復帰できるのは本当にありがたいです。

そう思っていたのにどうしたわけか、ここのところ、スリープ状態のパソコンが「勝手に」起動することが多くなったんです。

マウスにも、キーボードにも、電源ボタンにも触れていないのに、ですよ。

で、しばらくするとまた勝手にスリープ状態になって、やれやれ元に戻ったと安心したら、数秒後に再び「ブウィーン!」と音をたてながら本体が動き出すんですよ。

あまりにも頻繁に症状が発生するのでこりゃ変だぞと調べてみると、仮想化ソフトの「VirtualBox(バーチャルボックス)」が原因だとわかりました。

その解決策を紹介します。

Windows10での対処法です。

本当にVirtualBoxがスリープ解除の原因なのか調べてみる

事前準備

VirtualBoxが犯人とはいえ、パソコンのスリープ機能が勝手に解除する原因は、人によって違うかもしれません。本当にVirtualBoxが原因なのか、調べるのが確実でしょうね。

始める前に、スリープ機能が解除される日時を覚えておきましょう。原因を突き止めやすくなります。

パソコンをスリープ状態にして観察します。勝手にパソコンが起動したら、その日付と時間をおおよそでいいのでメモしておいてください。

メモできたら準備オッケーです。

イベントビューアーを起動する

Windowsに付属の「イベントビューアー」というソフトを使って調べます。

画面左下のWindowsアイコンを右クリック。出てきた項目の中から、「イベントビューアー」を選びます。

起動したイベントビューアーの画面が小さい場合、端のほうをドラッグして画面を広げると見やすくなります。

画面左に並ぶ項目から、「Windows ログ」→「システム」を選択。

Windowsイベントビューアー メニュー システムを選択

画面中央の上にある、システムの欄を見てください。「ソース」の項目を注目しながら、下へスクロールしてみましょう。いろんな文字が並んでいる中から「Power-Troubleshooter」と書かれたものを探します。

Windowsイベントビューアー Power-Troubleshooter

Power-Troubleshooterが見つかったら、「日付と時刻」の部分を調べてみましょう。事前準備でメモしておいた、スリープが勝手に解除された日時とほぼ同じなら、かなり怪しいです。怪しい項目をクリックし、選択した状態にします。

続いて、下にある「全般」の部分を見てみましょう。この欄には「そのときに何が起きたのか?」の記録が残されています。

Windowsイベントビューアー 全般 システムは低電力状態から再開しました。

システムは低電力状態から再開しました。」というのはつまり、パソコンのスリープ状態を解除しましたよ、ということ。

「スリープ状態の解除元」の部分に注目してください。「VBoxSVC.exe」とありますよね?

これはVirtualBoxで使われる実行ファイルです。ようやく、勝手にスリープを解除していた犯人がVirtualBoxと断定できました。

原因がわかったので、早速対処してみましょう。

勝手にスリープを解除させないための対処法

自分がやってみて効果のあった方法は、以下の2つです。

  • 対処法1:VirtualBoxを最新版にアップデート
  • 対処法2:Windowsのスリープ機能の設定を変える

対処法1からやるのが良いと思います。それで解決しなければ、対処法2を試してください。

対処法1:VirtualBoxを最新版にアップデート

VirtualBoxを最新版にするだけの、とても簡単な対処法です。たったのこれだけで症状が治る場合があります。

まず、VirtualBoxを起動しましょう。Windowsアイコンをクリックすると出てくる、スタート画面などからVirtualBoxを見つけます。

Windowsスタート画面 VirtualBox

今使っているVirtualBoxが最新版ではない場合、ソフトの起動と同時に最新版へのアップデートを案内する画面が出てくることがあります。

VirtualBox アップデート情報

自動で案内画面が出ないなら、手動で調べましょう。画面上にあるメニューから「ファイル」→「アップデートを確認」を選べば、ソフトが自動で診断してくれます。

VirtualBox アップデートを確認

【注意】

使用中のVirtualBoxが既に最新版であった場合、この対処法1では解決しません。「対処法2」に進んでください。

最新バージョンのダウンロード案内にあるリンクをクリックするだけで、自動的にVirtualBoxの最新版がダウンロードされます。

以下の実行ファイルをクリックするとインストールを開始しますが…その前に、現在開いているVirtualBoxの画面を閉じ、ソフトを終了させておくのが良いでしょう。

VirtualBox 実行ファイル

インストール画面で特別な作業はほぼ不要です。ボタンをポチポチ押していくだけで、問題なく進みます。

途中で「Warning: Network Interfaces」なんたらとかいう英文の画面があらわれて、おおっ!?っと、のけ反るかもしれません。

VirtualBox Warning: Network Interfaces

これは「インストール中にほんの一時的だけどネットを切断するよ~」とかいう内容の単なる注意書きなので、Yesボタンを押してどんどん進めてしまいましょう。

また、「Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ」というデバイスをインストールする画面が途中で登場しますが、これも許可して大丈夫です。

インストールが終わったら、VirtualBoxを起動しましょう。

メニューの「ファイル」→「アップデートの確認」を開いてみて、使用中のソフトが最新版だと表示されたなら、無事にインストールが完了しています。

これで、勝手にスリープが解除されてパソコンが起動することは無くなると思います。もしこの方法でダメなら、下の対処法2を試してください。

対処法2:Windowsのスリープ機能の設定を変える

Windowsパソコンの電源オプションに変更を加える方法です。これについては、以下の記事で説明します。

>>Windowsのスリープ機能が勝手に解除されるのを止める設定のやり方

「VirtualBoxなんて知らないぞ」という人も要注意

自分の場合は、ローカル環境でWordPressを利用するのに「Local by Flywheel」というソフトを使っています。このソフトをインストールする際、VirtualBoxがもれなくついてくるのが問題のきっかけだったようです。

Local by Flywheelは簡単にWordPressのローカル環境を作れる便利なソフトではあるんですが、仮想環境が必至でVirtualBoxは外せないソフトなんです。

なので、VirtualBoxの存在を知らなくてもLocal by Flywheelを使っている人は、もしかしたら自分と同じような問題が発生しているかもしれません。

>>【関連記事】:ローカルでWordPress!Local by Flywheel導入手順