最近プレステとか、スマホゲームに飽きちゃったな~、つまらないな~という人は、もしかしたらゲームマニアとしてのレベルが上ってきているのかもしれません。
なんとなく満たされていない、ゲームマニアにおすすめなのがPCゲーム。
PCゲームといっても決してハードルが高いわけでなく、今持っている普通のパソコンで気軽に始められるゲームもたくさん存在します。
そんなPCゲームをプレイするのに便利なサービスが「Steam」です。世界的に有名な配信サービスで、公式が発表している同時接続ユーザー数が1000万人を超えることも普通。日本語・日本円にも対応しています。
「Steamってなんだ?」「名前は聞いたことあるけど、詳しく知らない」という人のために、さらっと紹介しましょう。
目次
Steamのゲームはダウンロード購入でプレイできる
Steamはダウンロード販売に特化したゲーム配信サービスです。
お店の棚に陳列されているディスクやカード形式のパッケージ版ゲームとは違います。
PlayStation Storeやマイニンテンドーストアでダウンロード版のゲームを購入できますが、それと似たようなサービスだと思ってください。
実物がデータなので、保管するのはパソコンのハードディスク(HDD)やSSDの中。場所をとらないのがダウンロード版のメリットですね。
代金を支払った後、ゲームをダウンロード&インストール可能。すぐに自宅のパソコンでプレイできます。
あの有名タイトルも!Steamでプレイできるゲームの種類
国産タイトルをプレイできる
Steamはアメリカ企業のサービスとあり、洋ゲーと呼ばれる海外ゲームが多めです。
といいますか、今のテレビゲーム市場は海外勢が強いので、これが普通なんでしょう。
しかし、日本のゲームだって負けちゃいない。有名なタイトルから隠れた良作まで配信されています。洋ゲーに馴染みのない人でも、これなら安心ですね。
- バイオハザードシリーズ
- ファイナルファンタジーシリーズ
- モンスターハンターワールド
- ダークソウルシリーズ
- アトリエシリーズ
などなど。
プレステや任天堂から出ているタイトルも結構見つかるんですが、それらのゲーム機から出ているラインナップに比べると、Steamにおける国産ゲームの種類はさほど多くないです。
しかし、洋ゲーやインディーゲームを含めればSteamのタイトル数は圧巻で、2018年の時点で3万本のタイトルを配信したと言われるほどです。
もはやPCゲーマーのメインプラットフォームと言っても過言ではないValveの「Steam」ですが、ついに配信ゲームの総数が30,000本を突破したようです(ソフトウェアやDLC、ビデオは含まず)。
引用元:Steamの配信ゲームが30,000本を突破…2018年には約9,300本のゲームがリリース|GameBusiness.jp
【インディーゲームって?】
小規模の組織が開発したゲームのこと。独立系とも呼ばれる。
マリオブラザーズは任天堂、バイオハザードはカプコン、ファイナルファンタジーはスクウェア・エニックスなど、これらメジャーなタイトルは大規模な予算&大人数の組織で開発するため、美麗でクオリティの高いゲームが多め。
一方、インディーゲームは低予算開発で派手さはないものの、価格の安めなタイトルが目立つ。当たり外れが激しい代わりに、短時間で遊べるお手軽ゲームや内容で魅せる掘り出し物ゲームを見つけられる可能性を秘めている。
海外タイトルのラインナップが豊富
洋ゲーで見ていくと、世界的に有名なタイトルがかなり揃っている感じでしょうか。
- コールオブデューティーシリーズ
- アサシンクリードシリーズ
- ウィッチャーシリーズ
- エルダースクロールズシリーズ(オンライン、スカイリム、オブリビオン)
- グランドセフトオートシリーズ
- シヴィライゼーションシリーズ
- テラリア
ベタな例でしたが、当然これらの他にも、たくさん人気タイトルからマイナーな掘り出し物までありますよ。
懐かしいドット絵風2Dゲームも存在
Steamにはファミコンやスーパーファミコン時代を匂わせる、懐かしのドット絵風の2Dゲームもたくさん配信されています。インディーゲームに多い印象でしょうか。
PS4のようなハイクオリティゲームについていけなくなった、3Dゲームに酔ってしまう、なんて人には嬉しいラインナップですね。
成人向けゲームだってある…っ!
プレステや任天堂だと小さなお子さんや未成年プレイヤーも多いので、一応いくつかのタイトルはあっても、なかなか際どいエッチなタイトルは販売しづらい環境かもしれません。
PCゲームはプレイヤーの年齢の幅が広く、マニアな大人の層が厚め。それもあってなのか、Steamには成人向けタイトルも結構あるんですねー、良かったですねー。
無料ゲームを遊べる
スマホゲームみたいに、基本無料でプレイできるPCゲームも用意されています。強制課金の心配なしですから、暇つぶしにゲームをプレイしたいってときにはうってつけでしょう。
もちろん、気に入ったタイトルが見つかった場合は課金して、思う存分その世界に浸ってもオッケーです。
定期的にお得なセールを開催
毎日、週単位、特定の期間ごとなど、一部タイトルを割引価格で販売するセールが実施されます。
Steamではセール品のことを「スペシャル」という枠組みで取り扱っているので、スペシャルのカテゴリーから探してみましょう。20%や50%、80%など、割引価格で安くゲームを購入できるチャンスが待っています。
ゲームの日本語対応について
海外サービスで全体を見渡すと日本人のユーザー比率が少ないのも理由なのか、日本語対応していないタイトルが目立ちます。
英語ができる人なら問題ないでしょう。
一方、「日本語しかわからん…」という自分のような人間だとプレイできそうにないですよね?
ところが、世の中にはとても親切な人がいて、日本語化のファイルを無償提供する有志が結構いるんです。それを当てれば日本語でプレイすることが可能です。
発売後、しばらくして公式が日本語対応してくれるなんてことも。
購入前に公式以外の対応も含め、欲しいゲームが日本語化できるかどうか、調べておくのがおすすめ。
どんなパソコンでプレイできる?
タイトルごとに違います。
Windowsパソコン向けが圧倒的
SteamにはWindows対応タイトルのラインナップがとても多いです。Windowsほどではありませんが、Macに対応するタイトルも一部存在します。基本的にWindowsパソコンを持っている人なら、ほとんどのゲームをプレイできるといった感じ。
各タイトルのスペック表を参考にする
各タイトルの最低スペックや推奨スペックの欄を必ず見ます。そのスペックと比較して、自分のパソコンでも動くのかどうか判断するのがPCゲームの基本。
上はSteamで配信中の「Phoenix Wright: Ace Attorney Trilogy / 逆転裁判123 成歩堂セレクション|CAPCOM」のシステム要件です。
こんな感じに、そのタイトルのプレイに必要なPCスペックを確認できます。
CPUやグラフィックボード(ビデオカード)、メモリなどの数値を参考にします。ただ、CPUとグラフィックボードに関しては発売時期にある程度差のある古いものと新しいものを比較すると、同じシリーズでも性能が異なる場合がよくあるので、純粋に比較するのは難しいかもしれません。
Intel CPUで例えるなら、古い時期に発売されたCore i7よりも、新しい時期に発売されたCore i5のほうが高性能ってことも普通にあるので。
この辺は難しいんですが、とりあえず最低スペックの条件はクリアしたいところです。最高画質&ヌルヌルサクサク動作は無理でも、普通にプレイする分には問題ないかと思います。
2Dゲームならロースペックパソコンでもプレイできる可能性あり
最新の高画質&高クオリティな3Dゲームをプレイする場合、グラフィックボード(ビデオカード)搭載PCでないとまともに動作しないものが多いです。
一方、ドット絵風の2Dゲームだと、グラフィックボード無し・CPU内蔵グラフィックのみのパソコンでも問題なくプレイできるものがほとんど。一部の古いタイトルに限りますが、このレベルのパソコンでも3Dゲームをプレイできることだって結構あるんですね。
2Dゲームや古い3Dゲームはそこまで性能を要求されないので、そこそこ古いパソコンやロースペックパソコン、グラフィックボード無しのミドルスペックパソコン程度でも、普通にプレイできるチャンスあり。
プレステやXboxのコントローラーを使える
キーボードとマウス操作でプレイできるタイトルが豊富です。ただ、繊細な動きの必要なタイトルの場合、ゲーム用コントローラーがあると操作しやすいかもしれません。
タイトルによって対応は違うかもしれませんが、PS3やPS4、Xbox360やXbox Oneの専用コントローラーが使えます。自宅にこれらのゲーム機がある人なら、Steam用に別途コントローラーを購入しなくて済むのが嬉しいですね。
対応コントローラーの種類の豊富さは凄くて、上記のコントローラー以外にも公式が発売するSteamコントローラー、Switch Pro、PC向けゲームパッドが使えます。マニアックな話だと、PS2やスーパーファミコンコントローラーなど、かなり古いもの、マイナーなものでも操作できるとかなんとか。
知らないゲームはレビューが役立つ
タイトルの販売ページでユーザーの評価を読むことができます。
個人的な印象ではありますが、プレステや任天堂のユーザーと異なり、Steamの日本人ユーザーはテレビゲームによく慣れているオトナな人が多い感じがします。
なので、ゲームの特徴や不具合の問題、良い部分・悪い部分などを冷静に評価しているものが多いです。
少し内容が気に入らないだけでものすごい低評価をつけたり、思い出補正が激しすぎてインフレ気味な高評価をつけたりといったユーザーの割合が少なめかなと。
当然、中には変なレビューもありますけれど…全体的に見ればわりと参考になるんじゃないかなと思います。
フレンドやチャット機能で仲間と交流できる
Steamコミュニティという、ユーザー同士で交流できるサービスがあります。
フレンド設定で特定のユーザーと一緒にゲームをプレイする、チャットを楽しむなんてこともできるんですね。
掲示板も存在しますが英語がほとんどなので、外国語がわかる人向けでしょうか。
終わりに
上で紹介した内容以外にも、スマホでリモートプレイができる、VRゲームを遊べるなど、細かな魅力&サービスがあります。
プレステや任天堂のゲーム機に比べてややマニアックなゲームラインナップですが、メジャーなものに飽きている人にはもってこいかもしれません。Steamのアカウント登録は無料。とりあえず登録して雰囲気を確かめてみても良さそうですね。