初めてでも交換できる!パソコン電源ユニットの基本的な取り付け方

負荷がかかりやすく、壊れやすいパソコンの電源ユニット。

少しでも調子が悪くなったら、新しいものに取り換えてしまいましょう。

自作パソコンや業者が組み立ててくれるBTOパソコンであれば、修理業者に依頼しなくてもわりと簡単に取り換えできます。ぜひチャレンジしてみてください。

そこで今回は、「電源ユニットの取り換え方法がわからない」という人のために、基本的な電源ユニットの取り付け方法についてご紹介します。

交換だけでなく、自作パソコンを一から作ってみたい人にもこの記事が参考になると思います。

パソコンの電源ユニット交換に必要なもの

電源ユニット本体

これがないと何も始まりませんね。

一般的なデスクトップパソコンであれば、ATXというタイプの電源ユニットを購入しましょう。ミドルタワー以上なら問題ないでしょうが、ミニタワーだとケース内部が狭くなるので、電源ユニットのサイズに注意してください。

組み込む全PCパーツの合計W(ワット)数よりも大きなWの電源ユニットを選ぶのが絶対条件です。

最低、350Wはほしいですね。

使い方にもよりますが、パソコンゲームや動画編集などを行わず、グラフィックボードを搭載せず、SSDやHDDの数も多くないなら400Wあれば十分でしょう。

もう少し余裕を持たせたいなら、500W前後の電源ユニットを選ぶのが無難かもしれません。600W以上になるとオーバースペック気味かもしれません。

高画質でパソコンゲームを遊びたい、高品質な動画を編集したいというなら電源ユニットのW数には十分余裕を持たせたいところです。80PLUSのランクについては最低でもブロンズ、更にランクの高いシルバーやゴールド以上を狙っても良さそうですね。予算と相談して決めましょう。

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プラスドライバー

電源ユニットをPCケースから取り外す・取り付けるのに必要です。普通のプラスドライバーでも構いませんが、取り付けるネジが結構小さめなので、磁石付きのプラスドライバーがあると程よくひっついて作業がはかどります。

ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー No.220 プラス2×100

プラスドライバーの先端サイズですが、基本として1番とやや太めの2番(プラス1とプラス2)さえあれば、ほとんどの作業に対応できるでしょう。

手袋

PCケースのパネルを外したり、ケーブルを引っこ抜いたりするときに力がかかって爪が欠けてしまう、指を切ってしまう場合があります。

軍手や薄手の布製の手袋をはめると手を保護できるので安心です。静電気防止機能付きの手袋で作業すればパーツを安全に扱えますが、絶対に必要というほどのものではないです。お好みでどうぞ。

サンワサプライ 静電気防止手袋(滑り止め付き) TK-SE12M
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1. PCの電源を切る

この作業は絶対に行ってください。電源を切らずに内部をいじると感電や故障につながる危険があるのでやってはダメです。

パソコンを起動している最中ならシャットダウンします。続いてPC本体(電源ユニット)の電源スイッチをオフにし、プラグをコンセントから抜きます。

これで大丈夫です。

2. PCケースを外す

多くのPCケースでサイドパネルが外れるようにできています。パネルはネジで固定されていると思うので、回して取り外してください。パネルのフチで手を切らないよう、慎重に作業しましょう。

3. 電源ユニットを取り外す

古い電源ユニットをPCケースから取り外します。

電源ユニットから出ている数本のケーブルが、「マザーボード」「SSDやHDD」「グラフィックボード(ビデオカード、グラフィックカード)」などに繋がっています。順番は気にしなくて良いので、やりやすい部分から外しましょう。

ケーブル先端部分のコネクター(差込口)には爪が付いています。この爪を押して引っこ抜けば外れるはずです。

コンセントに差し込む電源ケーブルも引っこ抜きましょう。

4. PCケース内部を掃除する

結構ホコリが溜まっていると思うので、電源ユニットを取り外したついでにPCケース内部を掃除しておきましょう。

細かい&狭い部分は先のやわらかなブラシを使うときれいにホコリを取れますが、エアダスターを使うのもおすすめです。PCパーツを守りながら安全にホコリを吹き飛ばせる掃除用品として重宝されています。

特にCPU周辺にホコリが溜まると熱暴走を起こし、パソコンの性能が低下する原因になります。エアダスターを常備して定期的に掃除したいですね。

サンワサプライ エアダスター(逆さ使用OKエコタイプ) CD-31ECO

5. 電源ユニットを取り付ける

ようやく新しい電源ユニットの取付作業に入ります。

いくつかのパーツにケーブルを取り付けますが、特に決まった順番はありません。マザーボードからはじめるのがやりやすいと思います。

最後まで一気に取り付けるのではなく、途中までやったら一度電源を入れて動作チェックしてみても良さそうですね。どのパーツに不具合があるのか、調べる方法として使えます。

マザーボードにケーブルを取り付ける

電源ユニットのケーブルの中に、20個+4個の差込口が並んでいる大きなコネクターがあります。これは20ピンもしくは24ピンコネクターと呼ばれるもので、ATXメインケーブルに該当します。差し込む場所はマザーボードです。

最近のマザーボードは24ピンコネクターが多いようですが、中には20ピンコネクターのマザーボードも存在します。20ピンの場合は電源ユニットに付いているATXメインケーブルの20ピンだけを差し込んで、残り4ピンのコネクターは何もせずそのままぶら下げておいて大丈夫です。

続いて、マザーボードのCPU周辺を見てください。

ATX12VEATX12Vなどと書かれた4ピンもしくは8ピンのコネクターが見つかります。ここに電源ユニットのATX12Vケーブル、もしくはEPS12Vケーブルのコネクターを差し込みます。

  • マザーボード側が4ピン、電源ユニット側が4ピン×2のコネクター

の場合、余った4ピンは放置で構いません。8ピンのマザーボードなら4ピンコネクターを2つ並べて全部差し込んでください。

  • マザーボード側が8ピン、電源ユニット側が4ピンのコネクター

の場合、マザーボード側の8ピンの内、片側4ピンのコネクターだけに取り付ければ大丈夫です。

グラフィックボードにケーブルを取り付ける

グラフィックボードを使う場合のみ、作業を行います。

グラフィックボード用のコネクターはPCI-Expressです。PCI-Eなどとも書かれています。該当する場所へケーブルを取り付けましょう。中には電源ユニットのケーブルを取り付けなくてもよいグラフィックボードも存在します。この場合、取付作業は不要です。

SSDやHDDにケーブルを取り付ける

OSやファイルといったデータを保存するSSDやHDDなどの各ストレージに接続します。

SSDやHDDの側面を見て、L字型のコネクターを探しましょうSerial-ATASATAと呼ばれる規格で、電源ユニットのケーブルにも同じL字型のコネクターがあるのでわかりやすいかと思います。パソコンに内蔵するすべてのストレージに接続してください。

古い規格のIDEの場合、丸い差込口が特徴的な4ピンのコネクターを接続します。今の時代だとほぼ使われる機会はなさそうですが、フロッピーディスクを接続するならFDD用のコネクターをはめましょう。

6. 電源ユニット本体をPCケースに固定する

最近のPCケースなら「奥の角の底面」に取り付けるタイプが多いかと思います。他にも、「奥の角の天井」に取り付けるタイプがありますね。

電源ユニットを交換するのであれば、古い電源ユニットが付いていた位置を覚えておくだけで分かるはずです。

PCケースと電源ユニット本体をネジでしっかり固定します。このときに確認したいのが電源ユニットのファンの位置です。

PCケースの電源ユニット取り付け位置に通気穴があるなら、ケースの外側へファンを向けて取り付けます。通気穴がないなら、ケースの内側へファンを向けて取り付けてください。

これで電源ユニット内部の冷却機能が正常に働きます。

7. 電源プラグをコンセントに差し込む

これは簡単ですね。電源ユニット本体に電源コードを差し込み、コンセントにプラグを差し込みます。電気をパソコンへ供給する準備ができました。

8. 電源を入れてみよう!

PCケースのパネルを開けたままで構いません。すべてのパーツにケーブルをつなげて、電源コードのプラグをコンセントに差し込んだら電源ユニットのスイッチをオンにします。それからパソコンの電源を入れてみてください。

古い電源から交換しただけならOSが立ち上がると思います。一から組み立てたパソコンなら、BIOSの画面があらわれるはず。

ここまできたら、以下の点を確認してください。

  • マザーボードのランプが正常に点灯しているか?
  • 電源ユニットとCPU、PCケースのファンが動いているか?
  • 異常な音や臭い、煙などが発生していないか?

クリアできているなら、問題なく電源ユニットの取付作業は終わっています。PCケースのパネルを閉じれば無事完了です!

もし、「画面が真っ暗なまま」「マザーボードのランプがおかしい」「ファンが動いていない」というなら、ケーブルが正しく繋がっていない・奥まできちんとはまっていない可能性があります。

一度電源を切って、ケーブルを取り付けた部分をくまなくチェックしてみてください。

異常な音や臭い、煙などが発生している場合は、電源ユニットの初期不良が考えられます。メーカーや販売店に問い合わせて、修理・交換を依頼しましょう。

>>【関連記事】:PC電源ユニット80PLUS認証の意味とランクの違い