以前、Gmailの重要マークについて、「勝手に付くGmailの重要マークが邪魔に感じたら」という記事を書きました。
Gmailが自動でマークを付ける高度な機能ですが、勝手にマークを付けられるのはどうも釈然としないですし、重要なメールは自分の判断で決めたい!と思うことだってあるはずです。
重要マークと違って、手動で手軽に付けられるのがGmailのスターマーク。
目的のメールに付けたり消したりできる単純な仕様です。スターマーク付きのメールだけを絞り込み、一覧表示することだってできます。
また、スターマークには複数の種類があることを知っていましたか?
スターマークを活用しながら、管理しやすいGmailに仕上げてみましょう。
目次
まずは超基本から。Gmailのスターマークの使いかた
マークの付け方はすごく簡単です。各メールにある星型マークの部分をクリックしましょう。
マークが黄色く変化したら完了です。基本中の基本ですね。
再びクリックすると無色のスターマークへ変化します。これは解除の意味を持ちます。
スターマークを付けたメールを一覧表示するのも簡単。画面左側のメニューから「スター付き」の項目を探します。
ここを選択すれば、画面にスターマークのメールだけを一覧表示してくれます。
Gmailでいろんな種類のスターマークを使う方法
スターマークの種類を増やす手順
初期設定のスターマークは黄色です。実は黄色以外にも複数のマークが用意されています。
別の色や形を使うために、Gmailの設定を開く手順から始めます。
画面右上付近に歯車アイコンが存在します。このアイコンをクリックして表示される項目の中から「設定」を選びましょう。
設定内の「全般」メニューの画面を開いた状態で、少し下方向へスクロールしてください。「スター」の項目が見つかります。スターマークが表示されているのでわかりやすいでしょう。
初期設定は黄色のスターマークが1個だけです。だからスターマークをクリックすると、黄色と無色が交互に表示される仕組みになっているんですね。
スターマークを増やすには、リンク文字の「スター4個」もしくは「すべてのスター」をクリックします。
未使用の欄にあったスターマークが、自動的に使用中の欄へ移動しました。
最下部の「変更を保存」ボタンをクリックましょう。使えるスターマークが増えているはずです。
使用の際には通常通り、個々のメールにあるスターマークの部分をクリックするだけです。クリックするごとにスターマークの色や見た目が変化します。
表示はループします。うっかり通り過ぎてもクリックを続ければまた使いたいマークが表示されるので、気にせずポチポチ押してみてください。
使いたいスターマークだけを手動で選び出せる
やってみると分かると思いますが、スターマークの設定で4個やすべてのスターマークを選ぶと、Gmailが自動でスターマークを選出してくれます。
自動で選出されたものが使いやすいと思うなら何も問題ありません。ただ、無駄に種類が多すぎたり、使いたくないマークが自動で選出されたりすると、人によっては管理しづらく感じてしまうかもしれません。
そんな不満があっても大丈夫です。Gmailが用意するスターマークは手動で好きなものだけを選べる仕様になっています。手順について解説しましょう。
設定の全般画面から、スターの項目を見ます。
いろんなスターマークが並んでいますよね?実はこのマーク、ドラッグアンドドロップで動かせるんです。
例えば、スターを1個だけ使う場合を例にしてみます。
初期設定は黄色のスターマークで、使用中の欄に存在します。これをマウスの左ボタンでドラッグし、未使用の欄に放り込む感じで移動させましょう。
続いて、使用したいスターマークを未使用の欄から選んでドラッグし、使用中の欄に移動させます。
今回は緑色のスターマークを選んでみました。
作業が済んだら、画面最下部の「設定を保存」ボタンをクリックして終わります。
メールのスターマークをクリックしてみてください。初期設定の黄色ではなく、緑色のスターマークが表示されるはずです。
この方法は「スター4個」や「すべてのスター」など、初期設定を選択しなくてもできます。
好きな個数を選べるので、使いたい分だけ使用中の欄にマークをドラッグしてみましょう。
Gmailのスターマークを使いこなすポイント
重要度の高いメールだけにする
これは前回書いた重要マークの記事でも触れましたが、本当に重要度の高いメールのみにスターマークを付けるのがおすすめです。
少し重要程度のメールにまでマークを付けてしまうと、同じマークの付いたメールばかりが溢れてしまいます。これだと絞り込みの意味が弱くなり、本当に重要なメールを見つけ出すのが面倒になる原因を作り出すだけです。
スターマークはただの飾りではなく、メールを目立たせるために使うものだと覚えておきましょう。
使用するスターマークの種類は少なめに
Gmailのスターマークは豊富です。カラフルですし、!マークや?マークだって選べます。あれもこれもと使いたくなりますが、おすすめは2~3種類に絞る方法です。
各マークに意味をもたせると管理がラクになります。
例えば、黄色のスターマークは重要だけど緊急ではないメール、赤色のスターマークは大至急対応・返信したいメールといった具合に、使い分けてみると良さそうですね。
使うマークの種類が多くなったらどうなるでしょう?
各マークの意味を覚えるのが大変ですし、数個先のマークを表示させるのに何度もクリックする手間がかかります。
管理を簡単にするにはできるだけ覚えることを減らし、操作回数を少なく抑えるのがコツです。
1種類のスターマークだけで使いこなす
Gmailの設定を変更すれば、たくさんのスターマークが使えます。
でも、無理に複数のスターマークを使い分けなくても構いません。初期設定の黄色いスターマークだけでも十分です。
種類にこだわりを持つのではなく、マークに明確な意味をもたせることが何よりも重要かもしれません。
とても重要度の高いメールのみにスターマークを付ければ、強力な目安として機能してくれるでしょう。
メールの分類に便利なGmailの機能「ラベル」と組み合わせて、自分なりに使いこなしてみてください。
「Gmailの受信トレイにため込まない!ラベルでメールを整理整頓」の記事にて、ラベルの付け方を解説しています。
用が済んだらスターマークを解除しておく
スターマークを付けた重要なメールの役割が終わった、返信が済んだときにはマークをクリックして解除しましょう。
重要マークのように切り替えの操作をGmailが自動学習するような機能を持っていません。
単なる目印でしか無いので、好きなように付けたり消したりできます。お手軽に使えるのがスターマークの良いところですね。
マークを解除した後は、元々マークを付けなかったメールと同じように管理します。ラベルを付けたまま保存しても良いですし、完全に不要なら邪魔なだけなので削除しておきましょう。