Gmailの受信トレイに大量のメールを突っ込んでおくより、ラベル機能を用いるとスッキリまとめることができます。
また、ラベルには「入れ子(ネスト)機能」と「色を変える機能」が用意されています。これらの機能を使いこなせば、もっとメールの整理整頓がしやすくなるでしょう。
基本的な入れ子のやり方、そして色を変える方法と、管理しやすくするちょっとしたコツなどを解説してみます。
目次
Gmailのラベルを入れ子(ネスト)でまとめる
「入れ子」とは、まず親となる入れ物を作って、その中に子に該当する物を収納するようなイメージです。
Gmailのラベルには入れ子(ネスト)機能が標準で付いています。
たくさんのラベルを作ったとき、画面左側メニューに増えすぎたラベルをすっきりまとめて表示できるのが便利です。ぜひ活用しましょう。
この機能を利用する前に、ラベルの基本的な作り方を知っているとスムーズに作業できます。「Gmailの受信トレイにため込まない!ラベルでメールを整理整頓」で作り方を公開していますので、参考にしてみてください。
新しく作るラベルを子ラベルにする方法
例として、すでに作成済みのラベル「果物」を親にし、その中に「リンゴ」という子ラベルを新しく作ってみます。
新しいラベルを作る画面です。入力欄の下にチェックボックスとプルダウンメニューがあります。
今回新しく作るラベル「リンゴ」は子ラベルとして作りたいので、「次のラベルの下位にネスト」のチェックボックスをクリックしてオンにします。
チェックボックス下のプルダウンメニューを開くと、すでに存在するラベルが一覧で表示されます。その中から親ラベルにしたい「果物」を選びましょう。
最後に作成ボタンを押せば完了です。
Gmailの画面左側にあるメニューを見ましょう。入れ子になったリンゴのラベルが表示されているはずです。
実は上で説明したものより、もっと手早く入れ子にする方法が存在します。
Gmail画面左側のメニューにある、親にしたいラベルにカーソルを合わせてみます。そのときに表示される、右端の3つの点が縦に並ぶアイコンをクリック。
「サブラベルを追加」の項目を選ぶと、自動的に親ラベルが選択された状態で新しいラベル(子ラベル)を作る画面があらわれます。
プルダウンメニューから親ラベルを探す手間がないので、こっちの方法を積極的に利用するのが良さそうですね。
既存のラベルを子ラベルにする方法
例として、すでに作成済みのラベル「ねこ」を、同じく作成済みのラベル「動物」の子ラベルにしてみます。
ラベル「ねこ」にカーソルを合わせると、右側に3つの点が縦に並ぶアイコンがあらわれます。このアイコンをクリック。
「編集」の項目を見つけてクリックしましょう。
ラベル名の部分はそのままにして、下のチェックボックスにチェックを入れます。プルダウンメニューから親ラベルの「動物」を選び、保存ボタンをクリック。
動物ラベルの配下に「ねこ」を入れることができました。
ラベルの色を変える
標準のラベル色は濃いめのグレーですが、この色を変えるとラベルの見分けがつきやすくなって便利です。
基本のやり方
画面左側のメニューから、色を変えたいラベルにカーソルを合わせます。右端に表示されるアイコンをクリックしましょう。項目の中から「ラベルの色」を見つけ、カーソルを合わせます。
いろんな色のアイコンが出てきましたね。この中から好きな色を選んでクリック。
文字が白抜きのアイコンを選ぶと、ラベルの文字も同じく白抜きに変化します。
見やすい色を自由に選んでみてください。
既存の色とは別のものを選びたい場合
違う色をつけたいなら「カスタム色」を作ってみましょう。
カスタムと表示されていますが、自由に好きな色を作れるわけではありません。Gmailが用意するパレットから選んで、元々用意されている色とは違うものへ変えたいときに使います。
背景色と文字色の組み合わせが可能です。
文字の読みやすい組み合わせにするのがコツです。プレビューを見ながら、ちょうどよい色を見つけてみましょう。
親ラベルの色を子ラベルにも反映させる
親ラベルと子ラベルの色を統一したい場合に便利な方法です。
まず、親ラベルの「ラベルの色」から好きな色を選択しましょう。すると「複数のラベルの色を変更」という画面が出てきます。
『ラベル「親ラベル名」とそのサブラベル』の項目にチェックを入れた後、色を設定ボタンをクリックします。
一気に子ラベルまで色が変化しました。
子ラベルそれぞれに違った色をつける
上ですでに紹介した「基本のやり方」と同じです。好みの色に変えたい特定の子ラベルを選んで作業するだけです。
親ラベルと子ラベルの色を揃えると判別しやすい
Gmailのラベル色を変える方法を覚えた後、ついあれもこれもと、あらゆるラベルの色を変えたくなるかもしれません。
ただ、メールの分類をわかりやすくしたい場合、親ラベルと子ラベルの色は統一するのが良いと思います。
色が分散すると画面がゴチャつき、まとまりがなくなってしまうからです。
親と子のラベルが同じ色ならどんな内容のメールであるかが一目瞭然で、Gmailの管理がぐっとラクになりますよ。
並び替えのテクニックと組み合わせる
ラベルを入れ子にしたら、ラベルの並び替えにもチャレンジしてみてください。探しやすさがアップします。
Gmailのラベルを自由に並び替える方法については、「Gmailのラベルを自由に並び替え!自動の仕組みを逆手に取るテクニック」を参考にどうぞ。
さらにラベルの色を変える方法を取り入れればバッチリですね。
メールにラベルをくっつけるだけで留まるのではなく、一手間加えて使い勝手のよいGmailに進化させてみましょう。